広州白雲空港の外観、参考写真 (Photo credit should read MIKE CLARKE/AFP via Getty Images)

愛知県の元市議、広州麻薬密輸未遂事件 9年の長期勾留で体調悪化

中国から日本への麻薬密輸未遂で9年間留置されている愛知県稲沢市元市議・桜木琢磨氏(78)の二審が20日、広東省高級人民法院(高裁)で開かれた。桜木氏は無罪を主張した。法定代理人を務める徐昕弁護士によれば、桜木氏は「騙された」と述べ、覚せい剤の存在は全く知らなかったという。即日結審し、後日判決が言い渡される。いっぽう一審では判決まで数年に及び、桜木氏は長期勾留で体調を悪化させている。

一審は2014年8月、広州中級人民法院(地裁)で開かれた。弁護側によれば、桜木氏が確信を持って覚せい剤を運んだとの「麻薬運搬」を立証できず、罪状を「麻薬密輸」に切り替えた。20回あまり判決は延期され、結審から5年も経った後の2019年11月に無期懲役判決が言い渡された。推定無罪であるとして弁護側は上訴。およそ2年半後となる今年の6月、二審が開廷した。

ことの発端は90年代に遡る。市議を5期連続務めてきた桜木氏は、産業機器の輸出入に関わる国際貿易会社の経営者でもあった。しかし、ナイジェリアをめぐる詐欺に遭い、桜木氏は約23万ドルの損失を被った。

▶ 続きを読む
関連記事
出生率の低下は、中国共産党に対する国民の「静かなる抵抗」と捉えることができる
雲南省で禁止農薬「ジアファンリン」使用の毒サツマイモ、湖北省で「クーバイウェイ」使用の毒野菜が全国20省以上に流通。当局のずさんな監督にネットで怒りの声
中国共産党(中共)当局の公式データによると、2025年の中国本土における狂犬病の発症は244例、死亡は233例で、死亡率は95%を超えた。発症数と死亡数はいずれも2020年以降で最多となり、関心を集めている。
社会保障制度の拡充は、中国の消費を動かす鍵となるか? おそらくそうだが、それは容易な道ではない
中国国家統計局データで2025年末人口14億500万人、前年比339万人減。出生792万人で過去最低、死亡1131万人超。住民証言では中年・若年層突然死増加、公式数字は過小評価か。農村出生率暴落、環境汚染も深刻化