それぞれの楽器が奏でる音楽の力は、どれもすばらしいものです。
ヴァイオリンやピアノは演奏会の花形ですが、チェロについては、著名なクラシック作曲家でも、なかなかこの楽器を中心とする協奏曲を作ってきませんでした。
チェコの作曲家で民族音楽の大家と呼ばれるアントニン・ドヴォルザーク(1841〜1904)も、晩年になって、ようやく後世に名を残すチェロのための協奏曲《チェロ協奏曲ロ短調》を作曲しています。
「チェロ協奏曲の王のような作品」と称賛されてきたドヴォルザークの名作《チェロ協奏曲ロ短調》は、多くの著名なチェロ奏者によって演奏されています。
現在、神韻芸術団に所属するチェロ演奏家の袁于茜氏も、この名曲を手掛けています。同氏の演奏は、神韻作品オンライン上で鑑賞できます。
(袁于茜氏の演奏の一部は、こちらからご覧ください)
「たとえ私の人生に、何もなくても構いません。私には、この一丁のチェロがあればいいのです」
この言葉は、神韻アーティストである袁于茜氏の、チェロに対するあふれる思いを表現したものです。彼女は、卓越したチェロの技で神韻交響楽団のソリストになり、神韻芸術団とともに世界各地を巡回しながら、世界のトップクラスの劇場で演奏しています。
袁于茜氏がチェロの演奏を通じて表現する一つ一つの音は、自身が修煉する法輪大法(ファルンダーファ)から学んだ宇宙最高の指導原則「真、善、忍」を体現しています。
「私がこのような音楽を世界各地で披露するのは、観客の皆さんとともに、天上からの恵みを分かち合うためなのです」。大紀元のインタビューを受けた袁于茜氏は、そう答えました。
神韻芸術団の理念は、失われた中国五千年の伝統文化を復興することです。
神韻の舞台における袁于茜氏のチェロは、西洋楽器の表現力を発揮するだけでなく、東洋の伝統音楽がもつ精神や、中国の伝統文化と悠久の歴史を余すところなく表現できる、まさしく万能の楽器なのです。
袁于茜氏はさらに、「神韻公演の演目のなかで、チェロは中国楽器の音を真似るだけでなく、中国の各民族の舞踊や音楽の真髄も表現します。それは彼らの単なる喜怒哀楽の代弁ではなく、清らかな人々の感情から湧き出る泉なのです」と述べました。
(神韻作品オンラインは、こちらからご覧ください)
(翻訳編集・鳥飼聡)
ご利用上の不明点は ヘルプセンター にお問い合わせください。