ある女性パイロットが、飛行機で移動する際に健康を維持するためのヒントを紹介しています。たとえば、高齢者は窓際に座らないことで皮膚がんのリスクを減らすことができると言います。
イギリスの「デイリー・エクスプレス」紙によると、クリスティーン・カンカー(Christine Cancar)さんは週に平均6回フライトする豊富な飛行経験を持つ女性パイロットです。
カンカーさんは、長時間座ったままでいることは健康によくないので、安全であれば2時間に1回、5分程度は立ち上がって体を動かすことを勧めています。
体のこわばりを防ぎ、血栓や深部静脈血栓症などのより深刻な状態を防ぐことができるとカンカーさんは言います。
「足を上げ下げしたり、左右に動かしたりといった簡単な運動でも、血行を良くすることができます」
機内の乾燥した空気やエアコンは乗客の肌に深刻な影響を与えるため、搭乗前と飛行中に保湿剤を塗ることを勧めています。女性の乗客は毛穴を詰まらせる可能性があるため、化粧をしない方が良いそうです。
また、アロエベラやスドクリームの使用も勧めています。 ニキビやシミに対応するだけでなく、肌の乾燥やかゆみも和らげるそうです。
窓際に座る乗客の健康リスクが高いのは、「航空機の窓は、太陽からの有害な紫外線を遮断できないから」だとカンカーさんは明かします。
高齢者は皮膚がんのリスクが高いので、飛行機に乗るときは窓際の席は避けましょう。
カンカーさんによると、飛行機に乗るときは、必ず日焼け止めで肌を守るそうです。太陽に直接当たらないとはいえ、有害な紫外線を浴びているからだと言います。
食事に関しては、乗客に食べ過ぎないよう促し、機内食のサンドイッチやトースト、その他のホットフードは避けるよう呼びかけています。
高カロリーの食品よりも、果物や野菜を選ぶようにとアドバイスしています。 彼女自身は、フライト中に満足感や快適さを感じるため、飛行機に乗る前に必ず軽く食事を摂るそうです。
飲み物については、脱水症状の原因となるお酒、お茶、コーヒーを控え、できるだけ水を飲むようにしましょう。
カンカーさんは、水をたくさん飲むことは人々に何度もトイレに行かせることにもなり、必然的に体を動かすことにつながると言います。
彼女は、飛行中に水しか飲まないため、脱水症状、便秘、方向を見失うなど、飛行中に起こり得る多くの問題に対処できるそうです。
(翻訳編集:源正悟)
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