10月4日、朝鮮戦争により1950年代に母親と生き別れになった韓国人のファン・レイハさん(写真)。もう二度と母親に会えないのではないかと、絶望していると話す。写真は韓国・仁川で9月13日撮影(2022年 ロイター/Daewoung Kim)

アングル:朝鮮戦争で引き裂かれた離散家族、遠のく再会の夢

[ソウル 4日 ロイター] – 朝鮮戦争により1950年代に母親と生き別れになった韓国人のファン・レイハさん(80)。もう二度と母親に会えないのではないかと、絶望していると話す。

「もう一度母に会いたい。だがもう夢にすら出てきてくれなくなってしまった」と、ファンさんは嘆く。2人のきょうだいと共に北朝鮮に取り残されてしまった母親は、もう老齢のため亡くなっているのではないかと心配だ。生きていれば、100歳を超える高齢になる。

朝鮮戦争は、和平条約が締結されておらず、停戦の状態にある。韓国と北朝鮮の間で引き裂かれた離散家族にとって、再会できる唯一のチャンスは、枠数が限られている政府主導の再会行事に当選することだ。

▶ 続きを読む
関連記事
G7サミットで、トランプ米大統領が韓国の李在明大統領を「強いリーダー」と評価。中東の戦争解決を引き合いに北朝鮮問題への主導を求めた李氏に対し、トランプ氏が呼応した緊密な米韓首脳外交の舞台裏
トランプ氏の発言に翻弄され、平壌へ駆けつけた習近平。その裏には、北朝鮮の核暴走が招く「日本の核武装」への強い恐怖があった。さらに原潜建造に動く韓国には沈黙せざるを得ない、中国の脆い外交実態を暴く
韓国ソウル中央地裁は6月12日、尹錫悦(ユン・ソンニョル)前大統領に懲役30年の判決を言い渡した。ドローンを北朝鮮領空に侵入させるよう指示し、南北間の緊張を高めて戒厳令の宣布に向けた根拠を作ろうとしたと認定
韓国の尹錫悦前大統領に対し、北朝鮮へのドローン侵入を指示したとして、ソウル中央地裁が一審で懲役30年を言い渡した
韓国で地方選挙の投票用紙不足問題が波紋を広げている。10日、韓国の16大学が共同声明を発表し、選挙と監視制度改革を求めている。再選挙求める抗議も続く