円安の勢いは止まらず、20日には150円台を記録した (Photo by KAZUHIRO NOGI/AFP via Getty Images)

止まらぬ円安、一時150円台 32年ぶりの安値

20日の外国為替市場で円はドルに対して下落し、一時1ドル=150円台を付けた。バブル終盤の1990年8月以来、およそ32年ぶりとなる。政府・日銀は為替介入を行い、たびたび牽制する発言を行ったが、急速な円安に歯止めがかかっていない。市場では為替介入への警戒も強まっている。

年初来より円安が30円以上進行し、9月には24年ぶりに1ドル=140円台を突破した。政府は9月27日に為替介入を行ったものの、効果は限定的だった。

金融緩和で低金利政策を続ける日銀とは対照的に、急激なインフレが進む米国では利上げが継続して行われ、日米間の金利差が拡大している。バイデン大統領がドル高を容認するなか、円安ドル高の流れは一段と勢い付いている。

▶ 続きを読む
関連記事
日本の7月の貿易収支は6345億円の赤字となり、3か月連続で赤字を記録した。輸出入はともに過去最高となったが、円安や原油などの輸入増が収支を圧迫
2026年7月の訪日客は344万2100人で、7月として過去最多を更新した。中国客が前年同月比56.1%減となる一方、台湾は初の70万人超、韓国・香港も大幅に増え、市場構造の変化が鮮明になった
太平洋クロマグロの新たな資源管理方式で国際合意。中西部海域では30キロ以上の大型魚の漁獲枠を25%拡大し、小型魚は6%削減する。2027~28年の適用を目指し、本マグロの供給・価格や養殖業界への影響が注目される
政府統計によると、日本経済は2023年度から2025年度にかけ、実質ベースで緩やかな成長を続ける一方、物価上昇を背景に名目GDPが大きく拡大した。しかし2026年4~6月期は個人消費や設備投資が振るわず、内需のマイナス寄与を外需が補う構図となった
カナダ産原油を積んだENEOSのタンカーが2026年8月12日、鹿児島市の喜入基地に到着。高市首相はXに、「大変喜ばしく、日本のエネルギー安全保障の確保の観点からも、意義深いこと」と投稿した