台湾軍の漢光演習で、多連装ロケット砲を使った訓練が行われている(I-Hwa Cheng/Bloomberg via Getty Images)I-Hwa Cheng/Bloomberg via Getty Images)

台湾有事「今年11月説」その6つの理由とは…日本は中朝露「三正面作戦」に耐えられるか

台湾有事は早ければ今年11月に起きる可能性があるー。在沖米海兵隊の政務外交部元次長で、安全保障に詳しいロバート・エルドリッヂ氏は警鐘を鳴らした。ロシアによる侵略戦争の勃発で世界情勢の不安定要素がくすぶるなか、中国が想定より早く台湾侵攻を図るかもしれないと分析する。

ロシアの教訓を学んだ中国軍はより緻密な作戦計画を立てるとみられている。対する米軍は武器弾薬の備蓄が不足し、日本は防衛力強化の道半ばで、中朝露の三正面作戦に直面する可能性もあると指摘する。

「もっと緊張感とスピード感をもって行動しないといけない」。エルドリッヂ氏は13日、大紀元の取材で危機感を表した。

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