11月8日、7─9月期決算発表が相次ぐ米シェール企業から10─12月期生産状況に対する慎重な見解や通年生産予想の引き下げ、来年のさらなる生産悪化を懸念する声が続出している。写真はコノコフィリップスのライアン・ランス最高経営責任者(CEO)。テキサス州 ヒューストンで3月撮影(2022年 ロイター/Daniel Kramer)

米シェール各社、油田老朽化や人手・機材不足などが産出抑制と訴え

[8日 ロイター] – 7─9月期決算発表が相次ぐ米シェール企業から10─12月期生産状況に対する慎重な見解や通年生産予想の引き下げ、来年のさらなる生産悪化を懸念する声が続出している。油価やガス価格の上昇は利益を支えている一方で、コスト増大や人手・機材不足が引き続き悩みの種のようだ。

ダイアモンドバック・エナジーは8日、投資家に対し、シェール業界の産出の伸びはこれから何年も低調なままになる可能性が高いと表明。産油量急減につながる油井の老朽化やサプライチェーン混乱のほか、配当などの株主還元要求に応える負担を挙げた。来年の同社増産率は1桁台前半にとどまるとみている。

コノコフィリップスのライアン・ランス最高経営責任者(CEO)も今月の電話会議で、コストの急激な上昇に加え、サプライチェーンが極めて逼迫しており、業界全体で生産拡大の足が引っ張られていると語った。今年の業界全体の産出の伸びは日量90万バレルと予想する一方、来年は油田の経費上昇がさらに続くことで、増産ペースは鈍ると警告した。

▶ 続きを読む
関連記事
英国家サイバーセキュリティセンター(NCSC)のトップ、リチャード・ホーン氏は22日、国家が関与するサイバー攻撃が急増していることを念頭に、英国が「現代史上最も激しい未曾有の地政学的転換」に直面していると述べ、危機感を示した
スターマー首相が起用していた前駐米大使マンデルソン氏が、中共政界・財界と極めて密接な関係にあったうえ、中国資本によるイギリスの基幹産業への浸透を支援していたと報じられた。このスキャンダルは、スターマー氏の地位を直撃
英首相スターマー氏が任命した前駐米大使マンデルソン氏について、最近、中共当局と密接な関係があることが明るみに出た。スターマー氏の判断力が疑問視されており、すでに労働党の指導者が公然とスターマー氏の退陣を求めている
トランプ政権によるホルムズ海峡封鎖とイラン戦争の行方を、軍事・経済・地政学の視点から鋭く分析。欧州の凋落、中国の台湾への警戒、そして「ポスト海峡時代」を見据えた湾岸諸国の戦略から、世界の真の新秩序を読み解く
米国の規制当局が国家安全保障上の懸念を示し、中国半導体メーカーによるオランダ企業の買収計画が頓挫した。米政府は、取引に解消できないリスクがあると判断し、取り下げを求めた