米シェール各社、油田老朽化や人手・機材不足などが産出抑制と訴え
[8日 ロイター] – 7─9月期決算発表が相次ぐ米シェール企業から10─12月期生産状況に対する慎重な見解や通年生産予想の引き下げ、来年のさらなる生産悪化を懸念する声が続出している。油価やガス価格の上昇は利益を支えている一方で、コスト増大や人手・機材不足が引き続き悩みの種のようだ。
ダイアモンドバック・エナジーは8日、投資家に対し、シェール業界の産出の伸びはこれから何年も低調なままになる可能性が高いと表明。産油量急減につながる油井の老朽化やサプライチェーン混乱のほか、配当などの株主還元要求に応える負担を挙げた。来年の同社増産率は1桁台前半にとどまるとみている。
コノコフィリップスのライアン・ランス最高経営責任者(CEO)も今月の電話会議で、コストの急激な上昇に加え、サプライチェーンが極めて逼迫しており、業界全体で生産拡大の足が引っ張られていると語った。今年の業界全体の産出の伸びは日量90万バレルと予想する一方、来年は油田の経費上昇がさらに続くことで、増産ペースは鈍ると警告した。
関連記事
欧州連合(EU)の行政執行機関である欧州委員会は16日、2035年からのガソリン車・ディーゼル車など内燃機関を搭載した新車の販売を原則禁止する計画を事実上緩和する改正案を公表した。
ロシアの中国人向けビザ免除開始後、中産階級旅行者がモスクワで次々トラブル。SIM通信24時間制限、白タク高額、ホテル・航空券爆値上げ、決済不能、地図誤作動。インフラ老朽化でコストパフォーマンス崩壊。SNSで苦情殺到
米ニューヨークを拠点とする神韻芸術団は、2026年の世界巡回ツアーの開幕を間近に控えている。「仁義礼智信」などの価値観を重んじた共産主義以前の中国の古典文化を再現する神韻に、各国の著名人や政治家、芸術家などから絶賛の声が相次ぎ上がっている。
国際社会では、モスクワと北京を同じ文脈で語ることに慣れている。「独裁の枢軸」といった表現でまとめられるが、必ずしも正確とは言えない。このことを理解するうえで、カザフスタンほど適した国はないだろう。正確な位置を即座に示せる人は多くないかもしれないが、同国はユーラシア大陸のほぼ中心に位置し、ロシアとは世界最長となる約7600キロの陸上国境で接している。
英国が国家支援型サイバー攻撃に関与した中国企業2社を制裁。80超の政府機関を標的にした攻撃を抑止する狙い。日本はこの公開非難を支持した