2008年3月7日、中国重慶市の刑務所で裁縫作業をする被収容者たち。参考写真。 (China Photos/Getty Images)

「党への最後のご奉公」失脚した中国共産党幹部の知られざる獄中生活

中国共産党内の権力闘争で失脚し、収監された高官らの獄中生活の実態が明らかになった。国家転覆罪の容疑で拘束され、今年4月に釈放された台湾の人権活動家・李明哲氏はこのほど、米ラジオ・フリー・アジア(RFA)の取材で自身の見聞を語った。

李明哲氏は2017年3月、マカオから広東省に入った直後に拘束され、国家転覆罪の容疑で5年間収監された。中国の反体制派の家族と連絡をとっていたことが原因だとされる

同年11月、李氏は湖南省の赤山刑務所に収監され、翌18年に司法部(法務省に相当)直轄の北京・燕城監獄に移送された。同監獄には国務院(内閣に相当)局長クラスの幹部が多数収容されている。

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