台湾統一地方選で与党敗北、蔡総統が党主席辞任
[台北 26日 ロイター] – 26日に投開票された台湾統一地方選は与党・民主進歩党(民進党)が敗北し、圧力を強める中国に結束を示す機会と訴えていた蔡英文総統は兼務する党主席(党首)の辞任を表明した。
最大野党の国民党は21の県・市長選のうち、台北を含む13ポストで優勢または勝利を宣言。民進党は5つのポストにとどまった。おおむね予想通りで、前回2018年の地方選と同様の結果となった。
自治体の首長が対中政策に直接的な影響力を持つことはなく、地方選挙は一般的に新型コロナウイルス対策や治安といった域内問題が争点となる。しかし、蔡総統は今回の選挙を地方選以上のものと位置付け、中国との軍事的緊張の中で台湾がどのように民主主義を守るかを世界が注視していると語っていた。
関連記事
宏福苑火災の発生後、警報システムや工事監督の在り方を問う声が強まっている。しかし、独立調査を求めた学生の拘束や大学内掲示の封鎖など、市民社会の活動に対する制限も目立ち始めた。火災対応を通じて、香港の統治や言論環境に変化が見られる
浜崎あゆみの上海での公演がキャンセルされた後の行動に称賛が集まっている。中共政府の常軌を逸した日本への外交攻撃に巻き込まれたが、今回のトラブルはかえってチャンスを広げる結果となるかもしれない。
香港・宏福苑の大火で死者は146人に達した。修繕工事入札を巡り親中派議員の業者擁護疑惑や監督機関の警告軽視が浮上し、中共の「一党独裁」による腐敗との批判が強まっている
台湾海峡の緊張が高まる中、台湾の頼清徳総統は26日、総額400億ドル(約6兆円)を投じ、高度な防空システム「台湾の盾」を構築する方針を示した。米トランプ政権で安全保障担当補佐官を務めたロバート・オブライエン氏も、「頼総統の判断は完全に正しい」と支持を表明している。
香港大埔の宏福苑団地で大規模火災が発生。死者128人、89体の身元は未確認。救助や捜索が続く中、当局は設備業者への法的措置も検討中