フリーダムハウスは2022年11月14日、データベース「China Dissent Monitor(CDM)」を基に報告書を発表した (Freedom House Website/Screenshot via The Epoch Times)

中国では毎日「草の根の抗議活動が行われている」=米人権団体

10人が死亡した新疆ウイグル自治区ウルムチ市のマンション火災をきっかけに、上海や北京など中国各地で、政府の新型コロナウイルス対策への抗議活動が起きている。中国では共産党の一党支配のもと厳しい言論統制が敷かれているため、こうした大規模抗議活動は極めてまれだ。

しかし、これまでも草の根運動を通して、中国国民は民主主義や自由を訴えてきた。米国の人権団体フリーダムハウスは14日に報告書を発表し、政権による長年の検閲と社会維持にもかかわらず、「街頭や地域、横断幕、壁、サイバースペース、集団、個人で」抗議活動が毎日行われていると指摘した。

フリーダムハウスは、データベース「China Dissent Monitor(CDM)」を基に文章にまとめた。CDMによれば、2022年6月~9月に全国で記録された計668件の抗議活動を記録し、国民が住宅プロジェクトの遅延や新型コロナ政策に抗議している。一方、当局の弾圧はこうした抗議活動の4分の1で確認された。

▶ 続きを読む
関連記事
二人の世界女王、ミラノ五輪で米国代表アリサ・リュウと中国代表谷愛凌に注目。カリフォルニア育ちの華人二人は、共通ルーツから米中価値観の対立を象徴。中国勧誘を拒否したアリサ父娘と、人権沈黙の谷の選択が世界に問う
オーストラリアで、中国共産党の指示を受け華人コミュニティを監視・弾圧した疑いで中国人男女2人が逮捕された。宗教団体へのスパイ行為は「外国干渉」とみなされ、最高15年の禁錮刑に直面する可能性がある
27年前に1万人以上の法輪功学習者が北京・中南海で行った平和的な陳情について、当時、中共政権が武装部隊を密かに配置し、大規模な流血事件が起きる寸前だったことが判明した
香港の民主化運動を象徴する黎智英氏ら9名に対し、国安法違反による実刑判決が下された。黎氏には禁錮20年の重刑。報道の自由が崩壊し、国際社会が注視する「香港民主主義にとって最悪の日」の惨状を詳報する
海外で政権批判をしたら。中国国内の家族が迫害される。中共当局による海外の反体制活動家への越境弾圧は、すでに世界的な体系へと発展している。