防衛財源確保で増税に反対論、15日も議論=自民税調小委員長
[東京 14日 ロイター] – 自民党税制調査会の小委員会が14日午後開かれたが、明日15日も議論を行うことになった。2027年度に1兆円不足する防衛費の財源確保に向け、法人税とたばこ税、復興特別所得税を税制措置の対象とする案が示されたが、出席議員から反対論が相次いだ。塩谷立・小委員長が記者団に明らかにした。
塩谷小委員長によると、「安定的な財源の必要についてはみな発言していたが、決める段階でもっといろいろな考え方を踏まえ、時間をかけた方がよいとの意見が多かった」。
午前中に開かれた税調幹部会では、宮沢洋一委員長らから復興特別所得税について、現在2037年とされている期限を14年延長する代わりに一部を防衛に利用する案や、たばこ税の段階的な引き上げ、法人税については、納税額に一律に上乗せを行う付加税方式による増税案が提示され、方向性は共有された、と宮沢氏が話していた。
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