ファイザー社のワクチン、血液凝固と関連=米国食品医薬品局
米ファイザーの新型コロナウイルスワクチンの接種は、高齢者の血液凝固異常に関連する可能性があることが、米国食品医薬品局(FDA)の研究によって明らかになった。同研究結果は、1日付けで国際学術雑誌「Vaccines」に掲載された。
FDAの研究グループは、2020年12月10日から2022年1月16日の間に合計3460万回分のワクチンを接種した1740万人の高齢の米国人を対象としたデータを調査した。その結果、肺塞栓症が統計的数値を満たし、より詳細な評価の後も数値を満たし続けたことを発見した。
さらに、心臓への酸素供給不足、免疫性血小板減少症、血管内凝固も当初は統計的数値を満たしていたと指摘。しかし、インフルエンザ・ワクチンの接種を受けた集団との比較など、より詳細な評価を行った結果、これら3例は統計的数値を満たさないことが判明した。
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