英国のウスターシャー出身の42歳のアマチュア釣り人アンディ・ハケットさんは11月初め、鯉が沢山いることで有名な、フランスのシャンパーニュ地区のブルーウォーター・レイクスで、「巨大な金魚」を釣り上げました。
国営メディアは、彼が「キャロット」の愛称で親しまれている全身が鮮やかなオレンジ色の巨大な金魚を釣ったと、報じました。
ハケットさんは当時のことをこう振り返っています。
「あの時、私は強い引きを感じ直感で大きな魚が引っ掛かったと分かりました。釣り針が上下左右に揺れ続け、その後、約30メートル離れたところで、水面にオレンジ色の魚が浮かんでいるのが見えました」。
魚があまりにも大きかったため、彼は25分ほど戦い、その末に約30キロの大きな魚を釣り上げたといいます。 ハケットさんは、この貴重な戦利品を両手で持ち上げ、他の釣り人に写真を撮ってもらった後、湖にそっと戻し、自然界へかえしたそうです。
ブルーウォーター・レイクスの管理人は、世界中の多くの釣り愛好家に注目してもらおうと、フェイスブックに写真とビデオを投稿しました。
ハケットさんは、以前から、「キャロット」がブルーウォーター・レイクスにいることは知っていたといいます。しかし、実際にそれを自分が捕まえるとは思っていなかったので、かなり興奮し、とても幸運だと叫んで喜びました。
実際のところ、「キャロット」は金魚ではなく、カワゴイと呼ばれる人工飼育されたドイツゴイの一種と錦鯉の交配種であり、20歳前後だと言われています。
約15年前、湖の魚を豊かにし、顧客により釣りを楽しんでもらうために、釣り場のマネージャーであるジェイソン・カウラー氏がブルーウォーター・レイクスに「キャロット」の稚魚を入れたといいます。
「キャロット」は非常に控えめで、ほとんど水面に現れなかったため、長い間とらえられずに、水中で静かに大きくなり30キロにまで達したのです。しかし、釣り人の中にはこのオレンジ色の姿を見ていた人もいます。
2019年、ミネソタ州出身の33歳の男性ジェイソン・フゲートさんは、14キロの金魚を釣り、ギネス世界記録を樹立しました。「キャロット」が金魚として認定されれば、ギネスの世界記録を破り、世界最大の金魚になると予想されています。
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