米政府は、中国政府の新型コロナウイルス関連統計に関する「透明性の欠如」への懸念を理由に、中国からの渡航者に新たに規制を設ける可能性がある。写真は、米シカゴのミッドウエイ国際空港の手荷物受取場の様子。2022年12月27日に撮影。(2022年 ロイター/Kamil Krzaczynski)

米、中国からの入国者に新たな規制検討 統計巡る懸念で=当局者

[ロサンゼルス 27日 ロイター] – 米政府は、中国政府の新型コロナウイルス関連統計に関する「透明性の欠如」への懸念を理由に、中国からの渡航者に新たに規制を設ける可能性がある。当局者が27日、明らかにした。

中国からの渡航者については、現地での感染拡大を巡る懸念から日本やインド、マレーシアがここ24時間に水際対策の強化を発表している。

米当局者は「中国における足元の感染者急増や、ゲノム解析データを含む透明性ある統計の欠如に関し、国際社会で懸念が強まっている」と述べた。

▶ 続きを読む
関連記事
中国で「異常な帰郷ラッシュ」。職を失った人々が都市から一斉に流れ出し、農村では不満と怒りがくすぶり始めている?
中国河南省で転落事故後に死亡した14歳少年の臓器提供を巡り、母親が「手はまだ温かかった」と疑念を示した。死亡判定や手続きの透明性にネット上で関心が高まり、事例は国内で波紋を広げている。
冬に入って以降、中国の多くの地域で呼吸器系疾患が流行のピークを迎えつつあり、少なくとも17の省でインフルエンザが流行している。北京では他地域に先駆けて流行がピークに達し、インフルエンザの陽性率は45%近くに上っている
湖南省の湘雅二病院で新生児が2度の開胸手術後に死亡した。遺族は医療ミスを疑い、病院側は死亡原因も監視映像も示していないという。ECMOや呼吸器の取り外しも同意なしとされ、危篤時も父親は面会できなかった
11月27日、昆明市洛羊鎮の鉄道駅構内で、試験列車が施工作業員と衝突する事故が発生した。公式発表によれば、この事故で11人が死亡し、2人が負傷した