1月1日を花火で迎える湖北省市民(Photo by Kevin Frayer/Getty Images)

中国で今度は「花火革命」…続く若者の挑戦 香港作家「大変革の条件揃った」

1月1日の前後、山東省、河南省、広西省、重慶市など中国各地で当局が新型コロナの感染拡大防止のために禁じている花火などが打ち上げられた。内陸部の河南省周口市では2日夜、新年を祝う若者の一部が花火の使用を巡って警察と衝突する事件が発生した。こうした当局の権威に対する露骨な挑戦をネット上では「花火革命」と呼ばれている。

河南省周口市での衝突事件では、市民がパトカーを襲う様子などが動画におさめられ、SNSなどに拡散された。事件は市内の主要な大通りに面した公共広場で起きた。

新年を祝うために花火を使っていた一部の若者を警察が連行しようとしたところ、民衆がパトカーを取り囲み抗議し、解放を求めた。怒りの民衆はパトカーにモノを投げつけるなどして破壊し、一部の若者はパトカーのボンネットによじ登りダンスをして群衆を盛り上げた。パトカーはついに、この後に民衆によってひっくり返されてしまった。

▶ 続きを読む
関連記事
中国・湖南省の警察が上海のIT企業経営者を拘束し、釈放の見返りに1億元(約23億5000万円)を要求したと報じられた。地方財政の悪化を背景に、管轄外企業を狙う「遠洋捕撈」への懸念が広がっている
中国北部で新型コロナ変異株「PJ.2.1」による重症者が急増しているとの証言が出ている。中国のウイルス学者は、内部データで突然死も増えていると明かし、当局による情報統制の実態を語った
中国各地の学校で、保護者や祖父母が棒を持って校門前に立つ「登下校見守り当番」が広がっている。安全対策の一環とされる一方、共働き家庭への負担や高齢者の安全を懸念する声がネットで相次いでいる
中国本土の複数大学で、新入生と保護者に身分証番号、勤務先、収入などの提出を求める事例が判明した。学生情報を共有表で公開したケースもあり、過剰収集と個人情報漏えいへの懸念が強まっている
中国では新型コロナの感染が繰り返される一方、高リスクな生物研究やAIと生物学の融合も進んでいる。微生物学者の林暁旭氏が指摘する、中国で重なり合う生物学的リスクとは何か