1月11日、昨年11月の米中間選挙でニューヨーク州内の選挙区から立候補して米議会下院議員に当選したジョージ・サントス氏(写真)が学歴や職歴などを詐称していた問題で、ニューヨーク選出の共和党議員などのグループがサントス氏に辞職を求めたが、サントス氏は拒否した。米議会で6日撮影(2023年 ロイター/Evelyn Hockstein)

経歴詐称のサントス米下院議員、共和党議員らの辞職要請を拒否

[ワシントン 11日 ロイター] – 昨年11月の米中間選挙でニューヨーク州内の選挙区から立候補して米議会下院議員に当選したジョージ・サントス氏(共和党)が学歴や職歴などを詐称していた問題で、ニューヨーク選出の共和党議員などのグループが11日、サントス氏に辞職を求めたが、サントス氏は拒否した。

サントス氏は中間選挙で民主党候補を僅差で破り当選した。しかしその後、学位を取得したと説明していた大学に在籍した記録がなく、金融大手で働いていたとの経歴も事実でなかったことが判明。サントス氏も経歴詐称を認め、「次から次へとうそをついている」(ニューヨーク・ナッソー郡の共和党委員長であるジョゼフ・カイロ・ジュニア氏)と批判を浴びている。

サントス氏はツイッターに「自分は党や政治家に対してではなく、ニューヨークの選挙区の人々に貢献するよう選ばれた」と書き込み、辞任要請を拒否した。

共和党は下院で民主党に対してわずかな差で過半数を維持しており、共和党下院トップのケビン・マッカーシー院内総務はサントス氏に圧力をかけるつもりはないと述べた。

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