腐敗一掃、台湾への圧力、コロナ政策正当性強調…北京が持つ「3枚のカード」
中国共産党は国内で混乱が起きるたび、安定維持のためにあらゆる手段を使ってきた。現在、中共ウイルス(新型コロナ)の感染が拡大する国内では医療のひっ迫や火葬場の混雑によって国民の不満要因は幾重にも重なっている。
これまでの観察では、政策転換の正当性を強調した国内向けのプロパガンダ、台湾への軍事圧力、反腐敗の功績アピールなどが安定維持の「カード」として使われてきた。北京は、外敵や腐敗官僚に対する憎悪をかきたてれば批判の矛先を外へ向けられると考えている。
米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は6日、中国政府の意思決定に近い当局者や政府顧問の話として、習氏がゼロコロナを撤回した理由について報じた。それによれば「ゼロコロナ政策により中国経済が深刻な打撃を受け、地方財政は枯渇した。そこへ相次ぐ抗議行動と政府各方面からの緊急要請を受け、政策転換を決断した」という。
関連記事
EUの情報機関は、中国がロシア軍兵士数百人を国内で訓練し、一部がウクライナ侵攻の前線に投入されたと確認した。ドローンや電子戦などが含まれ、EUは15日の外相会議で議題とする見通し
米政府による最先端AI「Claude」の外国人アクセス即時停止。これは物理的制限ではなく、ソフトウェア利用権を遮断した史上初の暴挙なのか? 米国が恐れた超高速サイバー能力の現実と、台頭する中国モデルの逆説
習近平が金正恩の「子分」に? 北朝鮮訪問時の不自然な映像アングルがネットで話題に。一方で中共官製メディアは習の眼鏡姿を検閲・カットするなど、両国が繰り広げる指導者のイメージ戦略と演出の裏側を追う
北朝鮮メディアが平壌訪問中の習近平の眼鏡姿を公開したが、中国国内では関連映像や情報は確認されていない。最高指導者の健康や外見に関する厳格な情報管理の可能性が指摘されている
中央党校や民政部など中共政府系サイトが海外から閲覧できない状態になっている。専門家は「逆ファイアウォール」による情報統制強化の可能性を指摘