北京の天安門 (Photo by Feng Li/Getty Images)

腐敗一掃、台湾への圧力、コロナ政策正当性強調…北京が持つ「3枚のカード」

中国共産党は国内で混乱が起きるたび、安定維持のためにあらゆる手段を使ってきた。現在、中共ウイルス(新型コロナ)の感染が拡大する国内では医療のひっ迫や火葬場の混雑によって国民の不満要因は幾重にも重なっている。

これまでの観察では、政策転換の正当性を強調した国内向けのプロパガンダ、台湾への軍事圧力、反腐敗の功績アピールなどが安定維持の「カード」として使われてきた。北京は、外敵や腐敗官僚に対する憎悪をかきたてれば批判の矛先を外へ向けられると考えている。

米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は6日、中国政府の意思決定に近い当局者や政府顧問の話として、習氏がゼロコロナを撤回した理由について報じた。それによれば「ゼロコロナ政策により中国経済が深刻な打撃を受け、地方財政は枯渇した。そこへ相次ぐ抗議行動と政府各方面からの緊急要請を受け、政策転換を決断した」という。

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