1月24日、イランは、抗議デモの弾圧を巡り米国、欧州連合(EU)、英国が23日に同国への追加制裁を発表したことを激しく非難し、EUと英国に対し報復すると言明した。写真はEUの旗。ブリュッセルで昨年6月撮影(2023年 ロイター/Yves Herman)

イランが追加制裁に反発、EUと英国に報復へ

[ドバイ 24日 ロイター] – イランは24日、抗議デモの弾圧を巡り米国、欧州連合(EU)、英国が23日に同国への追加制裁を発表したことを激しく非難し、EUと英国に対し報復すると言明した。

イラン外務省のカナアニ報道官は、「(イランは)EUと英国の人権侵害者らに対する新たな制裁リストを近く公表する」との声明を発表した。

EUは、イラン当局者やイスラム革命防衛隊(IRGC)系組織など30以上の対象に制裁を発動。抗議活動参加者への「残虐」行為などの人権侵害が行われていると非難した。

イランではスカーフのかぶり方を巡って当局に拘束されたマフサ・アミニさんが昨年9月に死亡して以降抗議デモが活発化。イラン当局の弾圧に対し、相次ぎ制裁措置が発動されている。

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