TSMC機密漏えい事件で元社員らの懲役確定 東京エレクトロンは監督責任で賠償

2026/07/31 更新: 2026/07/31

台湾初の国家中核技術漏えい事件でこのほど判決が言い渡され、TSMC(台湾積体電路製造)の元社員2人が営業秘密を漏えいしたとして、それぞれ懲役10年と6年を言い渡された。台湾で国家安全法に基づく判決が確定した初めての事件となった。

台湾最高法院(最高裁)は、TSMCの元社員2人の上告を棄却し、元エンジニアの陳力銘に懲役10年、元社員の陳韋傑に懲役6年を言い渡した。2人は現在も勾留されており、近く刑務所に収容され、服役する。

このほか、TSMCの元エンジニア、呉秉駿には懲役3年、戈一平には懲役2年が言い渡された。

事件は、TSMCの2ナノメートルおよび14ナノメートル以下の製造工程に関する営業秘密をめぐるもので、「国家中核重要技術」の漏えいを理由に判決が下された台湾初の重大な産業スパイ事件である。

検察によると、陳力銘はTSMCを退職後、同社の主要な製造装置供給業者である「東京エレクトロン」に勤務していた。陳力銘は2023年から2024年にかけて、TSMCの元同僚に機密技術資料を繰り返し求め、東京エレクトロンがTSMCの先端製造工程向け装置の受注を獲得できるよう協力した。

東京エレクトロンは監督不十分だったとして、TSMCに約308万ドルを賠償するほか、国庫に約154万ドルを納付しなければならない。

新唐人テレビの鄭聖勲記者が報道した。

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