中国湖南省通道トン族自治県坪陽郷という場所には、前世をはっきりと覚えている人が数多くいます。
2008年、平陽郷の文化局長の楊盛玉氏はブログを立ち上げ、9人の生まれ変わった物語を実名で掲載しました。「この原因を科学的に調査することはできないが、この珍しい現象はここでは非常によくあることである。平陽郷の人口は7800人余りしかいないが、そのうち100人以上が生まれ変わりである」といいます。
豚の輪廻転生
まずは、人間に生まれ変わった豚の話をしましょう。人間に生まれ変わった呉(ご)という名の少年の母親、陸居桃(りく きょとう)さんによると、その子の前世が大きな白豚だったというのです。ある日、精肉店の店長がその白豚を殺し、肉を売ろうとしました。しかし、白豚は殺されたくなくて必死に裏山に逃げこんだものの、結局捕まえられて殺されてしまいました。
この話はすぐに実証されたので、それ以来、村人たちはこの少年を「白豚ちゃん」という愛称で呼ぶようになりました。そして、この話を聞いた精肉店の店長も二度と殺生しないと誓いを立てました。
石爽人さんの物語
石爽人(せき そうじん)さんの母親の記憶によると、彼女が2、3歳の頃、自分の前世の名前は姚嘉安(よう かあん)で、呉春(ごしゅん)という男の子と、呉枚(ごまい)という女の子の子どもがいたといいます。
彼女によると、幼い頃から自分の前世を少しずつ思い出すようになったそうです。
そして、昔の家族も覚えていて、11歳の頃に会いに行き、事情を話すとみんな信じてくれて、それ以来ずっと連絡を取り合っているといいます。
現在、石さんより4歳も年上の呉枚さんは、彼女を「お母さん」と呼んでいます。呉枚さんと呉春さんが結婚するとき、石さんは母親としてかつての子どもたちにプレゼントを用意しました。
他のトン族の村人たちと違って、石さんは中国語を流暢に話せます。前世では漢民族だったので、その言語能力を今世に持ち込んだと彼女は考えています。
石さんは天と地の間には不思議な力があると信じ、その存在を研究・追及してきました。
数多くの生まれ変わりが存在するこの村に対し、現地政府は「事実に基づく報道は歓迎するが、生まれ変わった人々を疑問視する声には同意できない」と保護的な態度を取っています。
インターネット上には、こうした転生者たちのインタビュー動画が数多く公開されています。生命がどのような方法で存在するかにかかわらず、悪事を働かないことは人間としての基準であり、善には善の報い、悪には悪の報いがあるのです。
詳しくはEPOCH TVをご覧ください。
https://www.epochtimes.jp/2022/12/130614.html
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