チャン・イーモウ監督最新映画で沸く民族感情 専門家「反日本車ブームと同質」
旧正月に合わせて公開された映画「満江紅」の余波で、中国では民族感情が沸き立っている。映画に登場する宰相・秦檜の鉄像が浙江省杭州市にあるが、この鉄像に罵声を浴びせ、靴で叩いたり鉄板をぶつけたりするなど言動が激化している。
映画は巨匠・張芸謀監督の最新作で南宋時代の陰謀を描く。タイトルの満江紅は、南宋時代の武将・岳飛が詠んだ宋詞「満江紅・怒髮衝冠」から。秦檜は岳飛を謀殺したとされ、売国奴の代名詞となっている。
浙江省杭州市にある岳飛を祭る廟には、岳飛の墓に向かって秦檜夫人ら4人が後ろ手で縛られ跪く鉄像がある。かねて像に唾を吐きかけるなどの観光客が絶えない。しかし最新映画の公開後、鉄像周辺には連日のように長蛇の列ができ、鉄像に向けられた乱暴な行動がエスカレートしているもよう。
関連記事
中国共産党高官の私的交流への規制が強まっていると、党指導部に近い消息筋が証言した。引退した最高指導部メンバー同士の通話にも届け出が必要だという。内部規制の存在や適用範囲は独自に確認できていない
中国の長鑫存儲科技(CXMT)が、AI向けメモリー「HBM3E」の小規模量産を計画している。歩留まりは2~3割にとどまるが、米国の輸出規制を背景とする供給不足で国産化を急ぐ。性能や生産コストには課題が残る
米太平洋陸軍のロナルド・クラーク司令官は10月27日、中国が2027年までに台湾への武力侵攻に踏み切る可能性があるとされる「デービッドソン・ウィンドウ」について、「依然として有効だ」と述べた
エヌビディアCEOフアン氏と親密だった中国人女性に、中国共産党への情報提供疑惑が浮上したと米紙NYTが報道。トランプ氏は1年前に把握しながら具体的な措置は取らなかったという
中国共産党は29日、北京で4日間開いた第20期中央委員会第5回全体会議で、張昇民・中央軍事委員会副主席(68)を政治局員に選出した。来年後半の党大会を控え、軍中心に前例のない規模の粛清が続くなか、空席ポストを埋めた