2023年2月15日午前、湖北省武漢市で15日、医薬品補助の削減を伴う制度改革に反発する高齢者らはによる二度目となる大規模な抗議デモが行われた。警察は現場で暴力的に人々を立ち退かせ、一部高齢者が地面に倒れた。 (現場映像のスクリーンショット)

「白髪革命」武漢で再び大規模デモ、大連にも飛び火、医療改革めぐり

湖北省武漢市で15日、医薬品補助の削減を伴う制度改革に抗議して「二度目」となる大規模デモが発生した。デモ参加者の多くが退職者などの高齢者であることから、ネット上では白紙革命ならぬ「白髪(はくはつ)革命」と呼ばれている。

これに先立ち、同市では8日にも1万人以上が参加したデモが起きていた。その際「政府が問題を解決しない場合は、15日にもっと大規模な抗議行動を行う」ことが予告されていた。つまり今回のデモは予告通りに起きたことになる。

前回は武漢市の市政府庁舎前の1カ所のみだったが、今回は武漢だけでなく、これと連帯する形で1千キロ以上離れた遼寧省大連市でも、同じ15日に、医療補助削減反対の大規模なデモが発生した。

▶ 続きを読む
関連記事
トラが車の後ろを本気でガブッ。中国の動物園で実際に起きた「リアル狩りごっこ」。「自家用車で安全に観察できます」その言葉を信じた結果がこれ。
中国の親が子に教える「危害を加えてでも生き延びろ」という絶望のサバイバル術。助けが来ない社会が、親たちをここまで追い込んでいる現実が重すぎる。
中日関係悪化で広州の宮崎駿作品展が延期。スタジオジブリが発表、理由は非公表。浜崎あゆみ公演も上海・マカオで中止。中国ネット民は「反戦ジブリすら難しいのか」と嘆く。米メディアは中国の逆効果と指摘
中国共産党海軍の空母「遼寧」を中心とする艦隊が太平洋上で活動し、艦載機の発着艦訓練を集中的に実施した。防衛省は自衛隊艦艇や哨戒機を投入し、継続的な警戒監視と情報収集を行っている
中国共産党海軍の情報収集艦が沖縄・宮古島周辺海域を航行したことが確認された。防衛省は海自哨戒機を出動させ警戒監視を実施。南西諸島周辺で続く中共海軍の活動が改めて浮き彫りとなった