座って森を眺めることで、自律神経を整え、心身を癒すことができます。(Shutterstock)

森林浴でストレス解消、3つの癒し効果でがんに効く(3)

(続き)

2010年に医学誌「環境衛生と予防医学(Environmental Health and Preventive Medicine)」に掲載された研究によると、森を歩いたり、森に座って豊かな自然を眺めるだけで、コルチゾールや血圧、心拍数、交感神経の活動が低下し、副交感神経の活動が活発になり、自律神経を整える効果があることが分かりました。

また、疲労を軽減し、気分を向上させる効果もあります。

街中を歩いたり、座って街を眺めたりしても、これらの癒し効果は見られませんでした。研究者たちは、合計280人の被験者を募り、日本全国24の森で実験したところ、その結果はいずれも一貫していました。

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