夜眠れないときはハーブティーを 良い効能がある6つの楽しみ方

適度な運動や健康的な食事など、睡眠を助ける方法はたくさんありますが、ハーブティーを飲むことも一つの方法です。ハーブティーには、単一の植物を使用したものと、さまざまなハーブや花を使用したものの2種類があります。 この記事では様々な種類のハーブティーをご紹介しますので、眠れなくて困っている方はぜひ参考にしてみてください。

カモミールティー(Chamomile Tea)

カモミールの花は淡い香りが特徴で、花を乾燥させたハーブティーバッグは人気があります。 (Shutterstock)

カモミールは花の香りが淡いのが特徴で、ジャーマンカモミールとローマンカモミールの2種類に分けられます。抗酸化作用や鎮静作用があることが知られており、その薬効は世界中の古代の医学書にも記されているほどです。

カモミールエキスは、睡眠に有益な効果をもたらすことが確認されています。 就寝時のお茶として飲む場合は、カモミールの花を乾燥させた市販のハーブティーを選ぶとよいでしょう。

ゴールデンラテ(Golden Latte)

インドの伝統的な飲み物「ゴールデン・ラテ」を試してみてはいかがでしょう。 (Shutterstock)

ターメリックはスパイスであると同時に天然着色料(カレー粉の主成分など)でもあり、「ゴールデンラテ」の黄金色は、主成分が同じくターメリックであることに起因します。 一般的に抗炎症作用があると知られており、消化促進作用や鎮静作用も伝統医学でよく知られています。

インドの食通がおすすめするレシピは、ターメリックパウダー、シナモン、ブラックペッパー(クルクミンの体内吸収が良くなるため)、牛乳(アーモンドミルク、豆乳などでも代用可)、メープルシロップを適量入れるのがいいとしています。電子レンジで加熱することも可能です。

ラベンダーティー(Lavender Tea)

ラベンダーはその独特の香りが有名で、アロマテラピーにもよく使われ、ラベンダーのティーバッグはとても人気です。 (Shutterstock)

ラベンダーは、ラテン語で「洗う」という意味の動詞「lavare」が名前の由来となっています。 古代ローマでは、入浴剤として使われ、現代では食品や飲料、石鹸、化粧品などの香料として使用されており、ラベンダーオイル製品は、不安の解消に効果があると言われています。
ラベンダーティーを淹れると、まるで花畑にいるような素晴らしい体験ができます。

ザクロ茶(Pomegranate Tea)

ザクロは抗酸化物質が豊富で、その果肉は就寝前のお茶として利用することができます。 (Shutterstock)

「果物のルビー」と呼ばれるザクロの果肉で作るザクロ茶もおススメです。 UCLAヘルスセンターの研究によると、ザクロは抗酸化物質が豊富で認知機能の維持に役立つほか、心臓や消化器に良く、口腔抗菌などの効果があると言います。

レモンピールミントティー(Citrus Mint Tea)

就寝時の飲み物としてレモンピールミントティーを飲むと、より熟睡できます。 (Shutterstock)

忙しい一日の終わりに飲むお茶は、まさに安らぎを与えてくれるものです。 ミントは胃の不調を和らげるために古くから使われ、香り高いレモンの皮にも消化促進作用があります。レモンピールミントティーはご家庭で作ることもできますし、ティーバッグとして購入することもできます。

パッションフラワーティー(Passionflower Tea)

パッションフラワーには睡眠効果があるとされ、市販のティーバッグを購入し、生葉や乾燥葉をお茶に淹れて飲むことができます。 (Shutterstock)

パッションフラワーは、アメリカ南東部や中南米が原産で、当初は鎮静剤として使用されていました。
現在はヨーロッパで広く栽培されており、 そのフラワーエキスは、不安や睡眠障害のための栄養補助食品としてよく利用されています。 市販のティーバッグを購入するほか、生葉や乾燥葉から作ることもできます。

備考:ハーブティーは、自然の花やハーブの根、茎、葉、花などから作られており、お茶と呼ばれているものの、従来の緑茶や紅茶とは異なるため、非茶類と呼ばれます。 ハーブティーは長い歴史がありますが、健康上のリスクがある場合もありますので、特に妊娠中、授乳中、お子様、持病のある方、薬の影響が心配な方、服用中の薬にアレルギーがある方は、服用前に医師に相談することをお勧めします。