3月13日、ハント英財務相は、ロンドン郊外の地域経済を活性化させるため、イングランドに12の「投資区域」を創設すると発表した。ロンドンで2022年11月撮影(2023年 ロイター/Toby Melville)

英財務相、「投資区域」の創設発表 予算案発表控え

[マンチェスター 13日 ロイター] – ハント英財務相は13日、ロンドン郊外の地域経済を活性化させるため、イングランドに12の「投資区域」を創設すると発表した。

15日の予算案発表に先立ち、財務省は各投資区域に5年間で8000万ポンドの資金支援を行い、法人減税やトレーニング、インフラ整備を進めると発表した。

さらに、グラスゴー、マンチェスター、イングランド中部の研究開発センターを改善するため1億ポンド(1億2200万ドル)を充てる計画。

ハント氏は、次の選挙が視野に入るまでの間は大幅減税や歳出拡大を控え、緊縮財政を維持するとみられる。

声明でハント氏は「真のレベルアップは、地域の富の創造や再生への障害を取り除くための地域の意思決定であるべきだ」と指摘。「新しい投資区域による機会創出から都市部での研究開発加速といった新たなアプローチまで、われわれは国全体の成長加速という重要な優先事項を実現している」と強調した。

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