米、日韓首脳会談での関係修復を歓迎
[東京/ソウル 16日 ロイター] – 米国務省の報道官は、関係正常化に向けたシャトル外交再開などで一致した16日の日韓首脳会談について、両国関係の改善によって米国を含めた3カ国が「自由で開かれたインド太平洋というビジョンなど、共通の地域的・国際的優先事項を推進する機会を生かせるようになる」と述べて歓迎した。
「前向きな一歩」を踏み出した両首脳を称賛すると語った。
バイデン政権の元高官で現在は米戦略国際問題研究所(CSIS)に所属するクリストファー・ジョンストン氏は、中国と北朝鮮に対する共通の懸念があるため、急改善した関係が持続すると楽観視していると述べた。
「尹錫悦大統領と岸田文雄首相はともに任期の早い段階のため、2国間関係の新たな流れが両国関係の強力な基礎をなすようになる可能性が高い」と述べた。
米国のエマニュエル駐日大使はツイッターで、「今日は共通の利益、共通の価値観、共通の目標にとって良い日だった」と述べた。
関連記事
昭恵さんが訪米し、トランプ夫妻との会談を実現。各界から感謝の声が寄せられる中、トランプ氏は石破首相との会談を打診しました。
岩屋毅外相が24~26日の日程で中国訪問を検討中。日本産水産物の輸入再開や在中日本人の安全確保などを議題に、王毅外相と会談予定。中共との対話では成果が見えにくい課題も多い。
「安倍昭恵さん(安倍元首相の未亡人)がマー・ア・ラゴを訪れ、ドナルド・トランプ氏とメラニア夫人との夕食に出席された際に、お会いして敬意を表することができたのは光栄でした。日本の皆様に心よりお悔やみ申し上げます」とマスク氏は自身のXアカウントで綴った。
トランプ次期大統領は16日、石破茂首相に「会いたいと思っている」と述べ、就任式前に会談を行うことに前向き。また、日本について「非常に重要」だと語った。
トランプ次期大統領は、実業家ジョージ・グラス氏を次期駐日大使に指名した。グラス氏は過去に駐ポルトガル大使を務め、中国に対する強硬な姿勢で知られている。この人事は日米関係と対中政策に影響を与える可能性があり、特に日中間の緊張が予想される。