失踪した江西省の高校生・胡鑫宇さんの母(左)。「私の子を返して」と書かれた看板を掲げて訴えたが、胡鑫宇さんは遺体で見つかった(中国SNS投稿画像)

白昼堂々「子供をさらう」人身売買業者 警察は役立たず、監視カメラは無駄に並ぶだけ

著名な中国人調査記者である趙蘭健氏は21日、青いシャツを着た男が複数の市民によって地面に取り押さえられている場面の、約2分余りの動画をツイッターに投稿した。動画に添えられたコメントによると、取り押さえられた男は、子供を狙った「人身売買業者」だという。

投稿には「広東省の梅州市五華県で18日、祖父と一緒にいた子供をさらおうとした人身売買業者が、付近の住民によって捕らえられた。今や失踪児童では足らず、悪人たちは公然と街中で子供をさらうようになっている」などの説明文が添えられている。

動画の中で、周囲の市民は非常に憤慨している。人身売買業者という男は、上半身裸にされ、後ろ手に縛られて、地面に転がされている。その男の周りには大勢の市民が群がり、スマホで撮影している様子だった。

▶ 続きを読む
関連記事
日本でもおなじみのハーゲンダッツが中国で苦戦。1年で92店舗を閉鎖し、中国事業売却の観測も浮上
失業者の最後の受け皿とされた配達員や配車ドライバーも飽和状態に。中国では配達員が約2千万人に達し、仕事の奪い合いが起きている
中国の若者が「市長になる方法を教えてください」と役所へ。ところが職員は誰も答えられず、その後アカウントは封鎖された。消されたのは動画か、それとも質問そのものか
中国少林寺の前住職に懲役24年。流用したとされる資金は約66億円。かつて「政治和尚」「仏教CEO」と呼ばれた男に判決が下った
この頃、中国の高校や大学で学生抗議が相次ぐ。「不自由なら死を選ぶ」と書かれた紙が舞い、「自由」の歌声が夜の校舎に響いた