4月2日、ロシアのサンクトペテルブルクのカフェで、爆発があり、著名な軍事ブロガーのウラドレン・タタルスキー氏(写真)が死亡した。写真はソーシャルメディアから入手(2023年 ロイター/Telegram @Vladlentatarskybooks/via REUTERS)

サンクトペテルブルクのカフェで爆発、ロシアの軍事ブロガー死亡

[2日 ロイター] – ロシアのサンクトペテルブルクのカフェで2日、爆発があり、著名な軍事ブロガーのウラドレン・タタルスキー氏が死亡した。ウクライナ戦争に関係の深い人物がロシア国内で暗殺されるのは2件目とみられる。

連邦捜査委員会は、殺人事件として捜査を開始したと表明。サンクトペテルブルクの知事によると、25人が負傷し、うち19人が病院で治療を受けている。

ロシアの民間軍事会社「ワグネル」の創設者、エフゲニー・プリゴジン氏は、ウクライナ政府の関与に否定的な見方を示した。

別のロシア当局者は、証拠を示さずにウクライナを非難。一方、ウクライナの大統領顧問は、ロシアで「国内テロ」が発生していると述べた。

ロシア外務省は、西側諸国政府がこの事件に反応していないことに触れ、表現の自由を巡る偽善を露呈していると指摘。関与について西側を非難することはなかった。

タタルスキー氏(本名:マクシム・フォーミン氏)はテレグラムで56万人以上のフォロワーを持ち、ウクライナにおけるロシアの戦争を支持する一方、しばしば軍上層部を批判していたことで知られる。

タス通信は関係筋の話として、爆弾はタタルスキー氏がカフェで演説する際に手渡されたミニチュア像の中に隠されていたと伝えた。

プリゴジン氏はこのカフェについて、以前に自身が所有していたが、そこで会合を開いていた「愛国的」な活動家たちに譲ったと述べた。

ロイターはこれに関して確認できていない。

ロシアでは昨年8月にモスクワ郊外で、民族主義的思想家アレクサンドル・ドゥーギン氏の娘ダリア氏が自動車爆弾の爆発により死亡した。

*情報源を変更し、プリゴジン氏のコメントを追加しました。

 

4月2日、ロシアのサンクトペテルブルクのカフェで、爆発があり、著名な軍事ブロガーのウラドレン・タタルスキー氏(写真)が死亡した。写真はソーシャルメディアから入手(2023年 ロイター/Telegram @Vladlentatarskybooks/via REUTERS)

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