米ロス中国領事館、下院議長と台湾総統との会談妨害指示 「謝礼」は400ドル
米ロサンゼルスの中国領事館は親中共団体や中国系移民、反社会組織人員らに約400ドルの報酬を渡し、ケビン・マッカーシー下院議長と台湾の蔡英文総統との会合を妨害するよう指示している。台湾の自由時報が5日報じた。
報道が伝える米台の情報筋によれば、ロナルド・レーガン大統領図書館で開催される会合には、1000人以上の有償の抗議者が現れることが予想される。
中米グアテマラとベリーズを歴訪した蔡英文氏は経由地の米国に立ち寄る。マッカーシー氏は3日、カリフォルニア州ロサンゼルス近郊のレーガン図書館で5日、蔡氏と会談する予定だと発表した。
関連記事
米上院は「台湾保証実施法案」を可決し、国務省へ米台間の交流制限撤廃の検討を要請。米台関係の深化を鮮明にした
イギリス防相は2025年7月、台湾有事の際にイギリスが同盟国とともに戦う準備があると表明。イギリス空母も合同演習へ参加し連携を強化する姿勢を示した。
アメリカは台湾防衛を最優先とし、中国の武力行使を強く警告。軍事・経済両面で抑止力を強化し、台湾海峡の緊張が続いている。
中共軍で台湾問題を管轄する「東部戦区」は1日、台湾周辺で陸海空軍とロケット軍による合同軍事演習を同日から開始すると発表したことについて、台湾国防部は、中国共産党政権について「国際社会最大のトラブルメーカーだ」と非難した。
27日、台湾有事などの緊急事態を想定し、沖縄県の先島諸島から住民約12万人を避難させる計画を初めて公表した。