4月2日都内で講演する人権弁護士デービッド・マタス氏(明慧ネット)

中国臓器狩り調査続ける人権弁護士、都内で講演 法輪功学習者にエール

有志団体SMGネットワーク(中国における臓器移植を考える会)は4月2日、訪日したカナダの人権弁護士デービッド・マタス氏を招いて講演会および同問題に関する勉強会を開催した。同氏は「臓器狩りは法輪功学習者に対する犯罪行為であり、大量虐殺の手段だ」と語った。

中国臓器狩り問題の調査第一人者であるマタス氏は、日本や欧州、北米に赴き臓器移植停止に向けて医学会や議会、法曹界のなかで講演を続けてきた。またこの過程で世界各地の法輪功学習者による迫害停止運動を目にしており、これらは自身にとっても「大きな励みとなっている」と語った。

講演会当日は勉強会も兼ねており、医療ジャーナリスト協会理事や大手紙記者、企業社長、独立行政法人シニアアドバイザーなどが参加した。

▶ 続きを読む
関連記事
中国の強制臓器収奪や中国への渡航移植に対して台湾はどのように法制化をしたのか。台湾の黄千峯医師は日本では、この問題を真に表面化して議論しておらず、無関心が被害を拡大させると警鐘を鳴らしている
強制臓器摘出に反対する医師団(DAFOH)がオンライン・フォーラム開催。中国での法輪功迫害と臓器収奪を「冷たいジェノサイド」として検証。12月9日、10日にライブ視聴できる
習近平の「150歳」発言が火付け役。共産党エリートだけが享受する「981長寿プロジェクト」の実態を追う。軍病院、臓器収奪、検閲——権力者の命を延ばすため、無実の命が犠牲にされる恐怖のシステムとは?
人間の生命の尊厳を回復させるために果敢な行動を取ったケネディ保健福祉省長官は称賛に値する。米国保健福祉省(HHS)は、「死亡ドナー規則」に違反したアメリカ内の病院を摘発。これらの病院では、完全に死亡していない可能性のあるドナーから臓器が摘出されていた。
東京の文京シビックホール展示室 2で、11月10日から3日間、生体臓器収奪の闇をポスターというアートで暴き出したポスター展が開催される。そこには全日本人が知るべき中国の臓器狩りの実態が表現されている