タッカー・カールソン氏 (Photo by Janos Kummer/Getty Images)

大手メディア、重要課題をわざと無視 元FOXカールソン氏が癒着について暴露

「私たちの未来を決定しうる重要課題はテレビで全く討論されていない」。米FOXニュースを退社した人気司会者のタッカー・カールソン氏は27日の動画で訴えた。政界・商業界との癒着により、言論の自由の自由が著しく制限されていると指摘した。

「こんばんは、タッカー・カールソンです」。冠番組である「Tucker Carlson Tonight」の放送時刻にFOXのスタジオではなく自身のツイッターで姿を見せた。退社の経緯には触れなかったが、真に重要な話題について討論することは許されていないと述べた。

「戦争、民主主義、科学技術の進歩、資源問題、そして超国家的権力。私たちの未来を決定する重要課題はテレビで全く討論されていない」とカールソン氏。「すぐ気づくと思うが、テレビで流れる討論番組のほとんどは無意味なものだ。5年もすれば、その存在すら忘れ去られるだろう。信じてくれ。私は業界にいたのだ」。

▶ 続きを読む
関連記事
未成年を脅迫し深刻な搾取を行う「764」ネットワークがアメリカで急拡大している。FBIと司法省は解体に向けて捜査を強化。被害実態や背景、家庭で求められる防衛策をまとめた
次期米大統領選の鍵を握るZ世代。彼らは傍観者ではなく、困難な経験から育まれた切迫感と多様な意見で政治を動かし始めている。既存政党は彼らの「言葉」を理解し、対応できるのかを問う
2021年1月6日のアメリカ議事堂襲撃事件前夜、コロンビア特区でパイプ爆弾を設置したとされる男が約5年ぶりに逮捕された
ファイザー社の開発中のmRNAインフルエンザワクチンに、FDA長官は「効かない製品は承認しない」と明言。論文から不利なデータが除外されていたとして、学術的な誠実性の欠如も批判されている
デル・テクノロジーズのマイケル&スーザン・デル夫妻が、トランプ政権の「インベスト・アメリカ」構想に62.5億ドルを寄付。2500万人の子供に初期預金250ドルを提供