2021年5月22日、大連市街で無差別に歩行者を轢き殺す社会報復事件が発生。画像は死刑執行された犯人の劉東(右)と犯行時に使用された車。(中国のネットより、大紀元合成)

中国で「社会への報復事件」が絶えないのはなぜか? 暴走車の殺人犯に死刑執行=中国・大連

中国遼寧省の大連で2021年5月、乗用車が無差別に歩行者をはねる事件が起きた。5人が死亡、8人が負傷。逮捕された容疑者は美容師の男、劉東である。この劉東の死刑が今年4月7日に執行された。中国国内メディアが報じた。

劉容疑者の死刑判決は昨年10月29日に大連市の中級人民法院(裁判所)で下されている。劉は上訴したが棄却された。罪名は「危険な方法で公共安全に危害を加えた罪(危険方法危害公共安全罪)」である。

2021年5月22日、黒色のBMWを運転する劉東は大連市街で、前方が赤信号であるにもかかわらず、30人ほどの歩行者が横断中の横断歩道に猛スピードのまま突っ込んだ。目撃者によると「(車が)ぶつかった衝撃で、体がバラバラになった人もいた」という。

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