北京、2023年5月3日撮影。(GREG BAKER/AFP via Getty Images)

中国メーデー休み、目立つのは貧乏旅行ばかり 「偽りの繁栄」のなかで「酔生夢死」を指向する人たち

中国では、5月1日の労働節(メーデー)をはさむ数日間が大型連休になる。今年のメーデー休み期間中、コロナ明けの連休ということもあり、国内の主要な観光地は各地からの観光客で賑わった。

特に今年は「淄博(しはく)バーベキュー」が大ブームになった。山東省淄博市の「ご当地グルメ」であるバーベキュー(BBQ)を目当てに、全国各地から来訪する旅行者は、この小さな地方都市を埋め尽くさんばかりの勢いになっている。

メーデー連休が最終日を迎えた3日、中国政府の文化旅行省は「連休中の国内旅行者数は延べ2億7400万人に達した」との推計を公表した。

▶ 続きを読む
関連記事
中国経済が不振にあえぐ中、習近平は米国とのハイテク競争に突き進んでいる。英独メディアは、その姿をソ連末期の宇宙競争になぞらえ、経済をさらに圧迫する危うい賭けだと指摘
戦狼に対抗するのは「戦猫」だった。台湾の蕭美琴副総統が本紙の独占インタビューで語る対中戦略の真髄。柔軟さと鋭い爪で圧力に向き合う外交の新モデルとは
中共は外資誘致に向けた新措置を打ち出したが、対中直接投資の減少は続いている。4月に公表した「産業チェーン・サプライチェーン安全規定」が外資企業の警戒感を強め、撤退を加速させているという
中国で「民族団結進歩促進法」を7月1日から施行する。同法について中共政府は、「中華民族共同体意識」を強固にし、各民族の合法的権利を守るための法律だと説明しているが、真の目的は何だろうか
今年も「We are sorry」の季節がやって来た。豪雨で混乱する中国の空港では、この謝罪放送が利用客の間で「空港専用BGM」と呼ばれている