睡魔と闘う女子学生に、優しさを届けた女性 地下鉄内の一コマが語るもの=上海
今月10日に上海の地下鉄内で撮影されたとされる、ある動画がSNSに投稿され、多くの「いいね!」を得た。それは、眠気に襲われた女子学生に向けられた乗客の「優しさ」をとらえた一コマであったが、はたして本当に「美談」であるか、どうか。
動画のなかには、カバンを抱えたまま車内の席に座っているものの、毎日の勉強の疲れからか、睡魔と闘う中学生ぐらいの少女の姿があった。その時は、よほど眠気が強かったのだろう。少女は何度もがっくんと姿勢を崩し、座席から落ちそうになっている。
そんな少女の姿を見かねたのか、車内に立っていた中年女性が、少女の前へすっと歩み寄り、その頭を自分のお腹に引き寄せて寄りかからせ、支えてあげた。少女は、見知らぬ女性の親切に、すぐには気づいていない様子だった。
関連記事
1月3日、米軍はベネズエラの首都カラカスを急襲し、ニコラス・マドゥロ夫妻を生け捕りにしてニューヨークへ移送、裁 […]
米軍によるマドゥロ氏拘束は、中国の外交・経済的影響力の限界を露呈させた。巨額融資や軍備提供による北京の西半球戦略は、トランプ版モンロー主義を掲げる米国の実力行使により、崩壊の危機に瀕している
中国を代表する博物館・南京博物院で、名画流出疑惑に続き、香炉の変色や金製彫像の異変が話題に。本当に文化財は守られているのか、不信が広がっている
年末の上海。公園で露宿していたとみられる男性が死亡した。動画のコメント欄に並んだのは「朱門酒肉臭、路有凍死骨」。古い言葉が、いまの現実と重なっている
日本では、運が悪ければ上から落ちてくるのは鳥のフンくらい。だが中国ではスケールが違う。包丁にハサミ、レンガ、さらには糞便まで。上を向いて歩く理由が、そこにある。