人はどうすれば病気にならないのですか?(Kazpon / PIXTA)

人はどうすれば病気にならないのですか?

この問いに対する答えは、理屈としてはそれほど複雑なものではありません。 中国伝統医学理論の元祖である『黄帝内経』(通称『内経』)は、古くからこの問いに答えてきました。 一言で言えば、「人の体に正気があれば、邪気は干渉しない」つまり、自分の体に正気があれば邪気が侵入することはなく、病気になることはないということです。

人の体の中にある陰陽の気が正常な状態に保たれていることを意味します。 陰陽学説では、疾病は陰陽の相対的バランスが崩れ、そのために偏盛あるいは偏衰がおこり、その結果としておこるものであると考えています。伝統中医学は体の中の陰陽のバランスの崩れを正すものです。 

私たち一般人がこのことを知ることは非常に重要で、病気の治し方はわからなくても、正気が乱れず、陰と陽のバランスは崩れなければ、病気は防げるのです。正常な状態に保つことで、病の邪気を寄せ付けません。ですから、病気を避けたいのであれば、普段の健康管理は万全にしなければなりません。

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