岸田文雄首相は18日午前、主要7カ国(G7)広島サミットへの出発を前に、議長国として「核兵器のない世界への決意をあらためて確認し、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序を守り抜くというG7の意志を強く世界に示したい」と語った。写真は記者団の質問に答える岸田首相。4月撮影。(2023年 ロイター/Issei Kato)

サミット、自由で開かれた国際秩序守り抜く意志示す=岸田首相

[東京 18日 ロイター] – 岸田文雄首相は18日午前、主要7カ国(G7)広島サミットへの出発を前に、議長国として「核兵器のない世界への決意をあらためて確認し、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序を守り抜くというG7の意志を強く世界に示したい」と語った。被爆地から平和へのコミットメントを示し、歴史に刻まれるサミットにしたいとの考えも示した。

岸田首相は官邸で記者団に対し、国際社会が歴史的な転換期にある中で開催される重要なサミットだとし、「議長としてG7をはじめ国際社会をけん引する強い決意と覚悟をもって臨みたい」と述べた。

エネルギー、食料の安全保障、気候変動や開発など地球規模の課題への貢献や協力の呼びかけを通じて「グローバルサウス」への関与を強化する一方、自由で開かれたインド太平洋に関する各国との連携を確認する機会としたいと語った。

▶ 続きを読む
関連記事
小野田紀美科学技術相は5日の記者会見で、南鳥島沖で進められる国産レアアース採掘に向けた深海試験について、「我が国の経済安全保障上、極めて重要な取り組みだ」と述べ、研究開発への期待を示した。
中国が東アジア海域で海軍と海警局の船100隻以上を展開した。 木原稔官房長官は、中国の軍事動向には「平素から重 […]
防衛費の財源確保をめぐり、政府・与党が所得税に1%を上乗せする「防衛所得増税」を2027年1月に実施する方向で検討を進めていることが分かった。安全保障環境の変化を背景に、防衛力強化と財源確保のあり方があらためて焦点となっている。
日本維新の会の石平参院議員は4日、自民党の麻生太郎副総裁が「(高市首相は)中国からいろいろ言われているが、言われるぐらいでちょうどいい」と発言したことについて、「むしろ、中国から文句の一つも言われない日本の指導者の方が要注意であろう」と同意した
2022年の安倍晋三元首相銃撃事件で殺人罪などに問われた山上徹也被告(45)の裁判員裁判第13回公判が3日、奈良地裁で開廷した。安倍氏の妻である昭恵さんが初めて出廷した