G7広島サミットで歴史的な一頁 サプライチェーン脱中国化で世界経済に構造変革の兆し
G7サミットが開かれた広島では19日、各国首脳が平和記念資料館を訪問し、初めてそろって原爆死没者慰霊碑への献花を行った。初日より歴史の一頁を飾るサミットでは、中国とロシアの脅威を念頭に議論が行われ、サプライチェーン強靭化と経済的威圧への対処で結束を示すことが期待されている。
中国問題評論家はG7諸国のこうした動きについて、「脱中国化(デチャイナイゼーション)」、すなわち中国への依存から脱却する流れだと指摘する。今回のサミットでは喫緊の課題への対策のみならず、「今後30年間の世界経済の構造を新たに方向づける」転換点になる可能性があるという。
G7広島サミットに先立ち、13日に新潟で開かれたG7財務大臣・中央銀行総裁会合の声明では、供給網の多様化を促進する新たなスキームを遅くとも今年末までに立ち上げることが記された。中国の経済的威圧への対処を念頭に、国際的な供給網の多様化を促進する狙いだ。
関連記事
7日午後、NATO首脳会議において、日米韓の3か国の外相は、中共海軍が6日に原子力潜水艦から弾道ミサイルを発射した事態について懸念を共有。日米韓による「戦略的連携」を示し続けることの重要性を改めて確認した。
高市早苗首相とインドのモディ首相は、エネルギー、技術、防衛分野での協力を強化することで一致したと表明した。アジアの二大国は、中国への経済的依存を減らし、より強靭なサプライチェーンを構築しようとしている
7月2日、インドの首都デリーで、日本の高市早苗首相とインドのナレンドラ・モディ首相による日印首脳会談が行われた […]
高市総理はインドを訪問し、経済安保や投資連携の強化を協議する。モディ首相との会談や経済フォーラムを通じ、戦略的利益を共有。中国の威圧を念頭に「自由で開かれたインド太平洋」の実現を目指す
激動の中東情勢やサプライチェーンの危機に対し、高市総理がG7サミットで共同備蓄連携を提案し合意を形成。英仏独伊やトランプ米大統領、欧州の「準同盟国」との多層的な連携で挑む高市外交の全貌を解説