韓独、軍事機密保護で協定締結へ 首脳が会談
[ソウル 21日 ロイター] – 韓国の尹錫悦大統領は21日、ドイツのショルツ首相とソウルで会談し、両国の軍事協力強化に向け、近く軍事機密の保護に関する協定を結ぶと発表した。
尹氏は会見で、世界の経済・政治が不安定化する中でのこの協定が「防衛産業サプライチェーン(供給網)の円滑な運営」に資すると語った。
韓国はロシアのウクライナ侵攻やその他の地政学的緊張の高まりで需要が高まる中、防衛産業の強化に動いている。
尹氏は会談冒頭で「韓国とドイツが今後、互恵的で未来志向の協力をさらに拡大し、欧州とアジアの平和と繁栄のために結束を強化すると期待している」と述べた。
両首脳は半導体生産での協力深化についても話し合った。
ショルツ氏は北朝鮮のミサイル発射が「朝鮮半島の依然として危険な状況」を物語っており、地域の平和と安全保障に脅威をもたらしていると指摘。ドイツは国家分断を終わらせたが、朝鮮半島の分断が根強く続いていると述べた。
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