6月1日、米下院監視・説明責任委員会のコマー委員長は、米連邦取引委員会(FTC)のカーン委員長によるFTCの運営に対する調査を開始した。写真は米連邦取引委員会(FTC)のカーン委員長。米議会で2021年4月代表撮影(2023年 ロイター)

米下院委員会、FTCの運営に調査開始 職権乱用の申し立て受け

[ワシントン 1日 ロイター] – 米下院監視・説明責任委員会のコマー委員長は1日、米連邦取引委員会(FTC)のカーン委員長によるFTCの運営に対する調査を開始した。FTCが職権を乱用しているとの申し立てを受けた措置。

コマー氏はカーン氏およびFTC幹部へ送った1日付の書簡で、申し立てはFTCのウィルソン元委員(共和党)から行われたと明らかにした。

書簡によると、ウィルソン氏は米IT大手メタ・プラットフォームズによる米仮想現実(VR)アプリ開発企業ウィジンの買収の差し止めを求めたFTCの動きに懸念を表明し、カーン氏は買収差し止めを採決したことで職権を乱用したと非難した。

ウィルソン氏はまた、カーン氏はFTCでの職務を開始する前から、メタによる追加の買収は禁止されるべきだと主張していたため、メタのウィジン買収の案件からは外されるべきだったと強調した。

FTCはメタによるウィジン買収の差し止めを求めて提訴したが、訴えは退けられ、買収は計画通りに進められた。

コマー氏は書簡で「ウィルソン氏らにより申し立てられたFTCの運営は、同委員会が効率的かつ完全に機能する能力に対する消費者と市場の信頼感を損なう恐れがあると、われわれは懸念している」と伝えた。

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