写真は中国・広州の道路(MIKE CLARKE/AFP via Getty Images)

中国は、なぜ「人助けができない国」になったのか?

中国の古典であり、儒教の経書のなかでも特に重要とされる九つの書物を「四書五経」と呼ぶ。書名を列挙すると『論語』『孟子』『大学』『中庸』『詩経』『書経(尚書)』『易経』『礼記』『春秋』である。

そのなかの『孟子』は、人間が本来もつ「性善説」を明示したものとして、ひろく知られている。

以下に挙げた『孟子』公孫丑編の一節は、孟子の説く「性善説」を具現化した説明として、あまりにも有名である。本記事が伝える内容の中心でもあるため、原文を引用し、その下に日本語訳を添える。

▶ 続きを読む
関連記事
中国の若者が「市長になる方法を教えてください」と役所へ。ところが職員は誰も答えられず、その後アカウントは封鎖された。消されたのは動画か、それとも質問そのものか
中国少林寺の前住職に懲役24年。流用したとされる資金は約66億円。かつて「政治和尚」「仏教CEO」と呼ばれた男に判決が下った
この頃、中国の高校や大学で学生抗議が相次ぐ。「不自由なら死を選ぶ」と書かれた紙が舞い、「自由」の歌声が夜の校舎に響いた
最悪すぎる」と宣伝されたアイスが爆売れした。中国のセブンイレブンで起きた、まるでコントのような実話である。本来は「最高すぎる!」と書くはずが痛恨の誤字。しかしSNSで拡散されると、「そこまで言うなら食べてみたい」という客が続出。人間の好奇心は、時に宣伝文句すら超えてしまう
米国と欧州連合(EU)が中国に関税を課すなか、中国共産党政権は新たな輸出市場を模索することになる