スパイ行為に詳しい元捜査官の坂東忠信氏は産総研の情報漏洩事件について、早く対策を取らなければ日本は諜報戦の餌食になると訴えた。(Samira Bouaou/The Epoch Times)

日本人はスパイを知らない…元捜査官・坂東忠信氏が語る諜報工作の意外な手口

国立研究所・産業技術総合研究所から研究データを漏洩させた事件で、警視庁公安部は15日、中国籍の上席研究員・権恒道容疑者を逮捕した。世界各国で中国共産党のスパイが摘発されるなか、元警視庁捜査官の坂東忠信氏は情報工作の手口を紹介するとともに、スパイ防止法制定の必要性を訴えた。

権恒道容疑者をめぐっては、2018年に「フッ素化合物」に関する情報を中国企業にメールで送信し、産総研の営業秘密を漏えいした疑いが持たれている。産経新聞などの報道によると、研究データを受け取った中国・北京の化学製品製造会社は約1週間後に中国で特許を申請し、2020年6月までに取得していたことがわかった。

権恒道容疑者が中国の「国防7校」で教職を兼任していたことも問題となった。「国防7校」は中国軍との関係が強く、兵器開発を行っていることから、2020年に米国の制裁リスト入りしている。

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