焦点:ブリンケン氏訪問でわかった米中の深い溝、探り合う本音
[ワシントン/北京 20日 ロイター] – ブリンケン米国務長官が米国の外交トップとして5年ぶりに中国を訪れ、多くの分野で危険なレベルに達している両国の緊張関係をある程度和らげたかもしれない。しかし、肝心の話し合いで大きな進展がなかったことから見ても、安心できる時間は束の間に過ぎないと言えそうだ。
18─19日のブリンケン氏訪中と習近平国家主席との会談は、実質的な成果が乏しかった。それは20日に米政府が再び中国に軍同士の対話チャネル再開を呼びかけたことや、中国がキューバに軍事訓練施設建設を計画中との報道を巡り、当のブリンケン氏が懸念を示したことからもはっきりと分かる。
ブリンケン氏と習氏の会談は、バイデン政権発足以降の米中外交で最も重大なイベントの1つだった。ただ、双方は台湾問題から米国の対中半導体輸出規制、人権問題、ロシアのウクライナ侵攻まで、互いの立場を一歩も譲らなかったように見えた。
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