飛び降り自殺あおる野次馬の声 邪気が充満した中国社会の闇=中国 江蘇
6月29日、江蘇省蘇州市のある高層ビルの屋上に立つ若い男性(24歳)。残念ながらこの後、彼は飛び降り自殺した。
中国メディアは現場目撃者の話として、男性はその日の午後から屋上に登っていたと伝えている。男性は屋上で、泣きながら頭をかきむしるなど情緒的に不安定な状態にあった。その数時間後の夜9時頃、飛び降りたという。
SNSに投稿された動画は、男性が飛び降りた場面だけではなかった。屋上で飛び降りるかどうか迷っているなか、地上の誰かが「飛び降りなければ(お前は)ヒトではないぞ」などと大声で叫び、早く飛び降りるよう煽っていた場面や、地上の野次馬たちがゲラゲラ笑っている様子を映した複数の動画もある。人の自殺を挑発し、からかうような言動をめぐって、物議を醸している。
関連記事
天安門事件の未公開写真特集、第13回。広場を埋めた人々は何を求めていたのか。写真に残された無数の表情が、1989年の北京を今に伝えている
中国で7月1日から、「民族団結進歩促進法」が施行される。中共政府は同法について「民族の団結」を掲げているが、袁紅氷氏は同法は台湾有事を見据えた国家ぐるみの戦争準備という深刻な意味合いを持つとの見解を示した
中国で「VPNで海外サイトを閲覧するだけなら安全」という常識が崩れつつある。検閲を回避したこと自体を理由とした処罰や、数年前の履歴を遡る調査の実態、拡大する中国共産党のネット統制の闇に迫る
「今さら天安門事件を語る意味はあるのか」。そう問われた元学生リーダーのウーアルカイシ氏は答えた
中国の債務はGDPの300%を超え、限界に達しつつある。だが、この経済減速は軍事的野心の縮小を意味しない。資源保有国であるカナダなどの西側諸国は、中国の台頭の盲信や中国崩壊という極端な見方を排し、戦略的備えが必要だ