経済アナリストの森永康平氏は取材に対し、中国の経済不調は日本の「失われた10年」以上に悲惨な状態になると指摘した(森永康平氏提供)

<森永康平氏が語る>制御失い不況に突入する中国経済 向かう先は「失われた10年」以上の窮境か

経済に手を突っ込んで管理しようとするものなら、一旦歯車が外れて変な方向に動き出すと、より悪化しやすくなる。

ーー中国は7月に若年失業率の公表を取りやめた。「失われた10年」に突入しつつあるのか。

かなり厳しい状況だと思う。中国は社会主義国であり、当局による経済活動への規制は厳しく、かなり手を突っ込んでいる。今までは当局がなんとかコントロールしてきたと思うが、今はその歪みが少しずつ表面化しているようだ。日本の「失われた10年」と同じようになるとの意見もあるが、むしろ日本よりも酷いことになる可能性があるのではないか。

▶ 続きを読む
関連記事
FCCは、中国企業が製造した半導体や通信部品など、論理処理機能を持つ部品を搭載した機器の販売を禁止した。米中サプライチェーンのデカップリングがさらに進む
『論語』学而篇から治国の本質を解き明かす。晏嬰の信義、漢文帝の節約、召公の愛民という歴史的逸話を通じ、真の善政とは「無事」を極めることにあると提示。時代を超えて響く孔子の徳治思想を紐解く
東京の片隅にある8席のラーメン店。効率や規模拡大を追う現代で、「この一杯しか作れない」と職人が一生をかけて紡ぐ静かな境地とは。稲盛和夫の「敬天愛人」や儒教の「智」を通じ、真の豊かさを問う
トランプ政権は、パナマ運河、ベネズエラ、キューバ、USMCA再交渉などを通じ、米州における中国共産党の影響力排除を進めている。その6つの主要戦略と中南米の政治変化を解説する
『論語』学而篇(四)を解説。「吾日三省吾身」に秘められた内修の天機と、古代教育における「修徳開智」の本質を読み解く。単なる教訓を超え、偽善を排して真の「忠・信」を実践するための指南書となる一文