どうなる極東アジア 台湾侵攻リスク…2万8500人の米軍が駐留する韓国がキーに=専門家
中国共産党による台湾への侵攻リスクに対し、日本や米国、そして周辺国はどのような対処ができるだろうか。専門家は、2万8500人もの米軍軍隊を駐留させ、有事対応に法的拘束のない韓国がキーとなるとの見方を示した。
8月中旬に米キャンプ・デービッドで行われた日米韓三国首脳会談の共同声明は、台湾問題について言及した。これまで北朝鮮対応を中心として連携してきた3か国が、台湾問題や東シナ海問題に触れた。
G7広島サミットと同様、日米韓の声明は、中国への共通姿勢として「力または威圧によるいかなる一方的な現状変更の試みにも強く反対する」と明記。また、「国際社会の安全と繁栄に不可欠な要素である台湾海峡の平和と安定の 重要性を再確認する。(中略) 両岸問題の平和的な解決を促す」と記された。
関連記事
高市早苗首相は、10月30日から韓国・慶州で開催されるアジア太平洋経済協力(APEC)首脳会議へ出席するため、韓国を訪問する。同日午後には、韓国の 李在明大統領と初の首脳会談が行われる。
トランプ米大統領と中国共産党の党首・習近平は、10月30日午前11時から韓国南部の釜山で会談する。両者の対面での会談は2019年6月に行われた大阪での会合以来となる。
韓国では9月末以降、反中共(反中国共産党)デモが相次ぎ、10月3日にはソウルで1万人以上が「CCP Out」「China Out」と書かれたプラカードを掲げて行進した。背景には、李在明大統領が9月29日から、中国人観光客に最長15日間のビザ免除入国を来年6月末まで認めたことにある。
ソウル中央地裁は24日、尹前大統領の妻、金建希被告の初公判を開いた。金被告は起訴内容を全面的に否認。先月、トランプ大統領は韓国に粛清か革命が起こっているのではと訝しんでいた。
韓国消費者院は2日、市場で人気のあるロボット掃除機6機種を調査した結果、中国製の3製品にセキュリティ上の欠陥が見つかり、室内の様子や個人情報が漏洩する恐れがあると発表した。