湖南省の張家界にある谷の上にある世界で最も高く、最も長いガラス底の橋の上で、寝転んで写真を撮る若者。参考写真(FRED DUFOUR/AFP via Getty Images)

習近平 珍しく中国若者の消極的ライフスタイルに言及 専門家「中共では改革は不可能」

中国共産党の建国記念日である10月1日に、機関紙は習近平氏が「躺平(寝そべり)を防止」するという発言を公開した。専門家は、習氏のこの発言は内部の混乱に対応するものだが、実際の問題解決には体制の根本的変革が必要と指摘している。

「躺平(タンピン)」は激しい競争、仕事時間が長く、賃金も少ない、最近の一部の中国の若者に流行している風潮で、経済能力に欠け、買い物もせず、友人とも遊ばず、社会活動もせず、結婚して子供を育てたり家を買うなどなど、どれもしようと思わないというのが特徴だ。

中国共産党(中共)の機関紙「求是」に掲載されたこの記事は、中国経済が低迷して、失業の波が押し寄せている中「躺平(寝そべり)を防止」するという発表は多くの注目を集めた。

▶ 続きを読む
関連記事
中共系企業が提供する安価な5G通信網。その裏では、各国を技術・資金・インフラ面で依存させる「シリコン・カーテン」が広がっている。ファーウェイ問題や一帯一路を通じて進む「デジタル属国化」の実態を分析する
最近、中国版のTikTok、抖音(ドウイン)では「深夜の造反」と呼ばれる現象が現れている。市民が隠喩的な文章で、特定の時間帯に中国共産党への不満を投稿している。
中共元国防相だった李尚福と魏鳳和が、4月7日、死刑判決を受けた。中国問題研究者の袁紅冰氏は、台湾海峡有事をめぐる見解の違いや、習氏への忠誠を疑われたことが処分の一因だとの見方を示している
米国が制裁を科したイラン産石油輸入関連の中国製油会社に対し、中共は口頭では「反撃」姿勢を示す一方で、水面下では国内銀行に当該企業への新規融資停止を密かに命じていたことが明らかになった。
昨年11月、高市早苗首相が「台湾有事論」を表明して以降、日中関係は急速に悪化した。日本メディアの調査によれば、中国の複数の大学が「国が認めていない」との理由で相次いで訪日交換留学プログラムを取り消しており、学生の中には「悲しくて一晩中眠れなかった」と訴える者もいる