焼き栗が「爆傷」、口が腫れて開けられない
秋の味覚として、甘くて柔らかい焼き栗は、人気のスナックの1つとなっています。しかし、食べるときには注意が必要で、最近、中国・青島市の女性が焼き栗を食べたときに口の中が「爆傷(爆発によって受けた傷)」してしまい、口角が腫れてしゃべることができなくなったと話題になりました。
最近、SNSである動画が注目を集めました。山東省青島市の路さんは、市場で焼き栗を買い、帰宅後、栗の皮がパリパリしておらず、剥きにくいと感じ、オーブンで焼きました。しばらく焼いた後、栗を取り出すと、中の一個の外皮が少し焦げているように見えたため、もう食べられるかどうか確かめるために、それを取り出して口に入れました。噛んだ途端に爆発し、同時に彼女の口から白い煙がもくもくと噴き出したというのです。
中国メディアの報道によると、路さんの口は栗の爆発で傷つき、「小指の爪」ほどの水ぶくれができたといいます。 水ぶくれはすぐに破裂し、翌日には傷が悪化、食事によってさらに炎症が酷くなり、口が開かないほど腫れ上がり、話すことも困難になったと言います。
彼女は、抗炎症剤と口内炎の薬を使って傷を治療しました。
この栗が吹き飛んでしまうという事例をきっかけに、ネットユーザーたちの間では 「開け口のない熱々の焼き栗は怖すぎる 」と話題になったのです。「確かに悲しい……先に栗を開ければ解決するのに」「加熱前に栗に切れ目を入れれば、爆発を防げる」「お店も強引に口も開かずに加工してる。お客も強引に切れ目を入れず加熱するなんて」「焼き芋も同じく注意が必要だよ」などなど。
栗は鍋から外へ出した後、表面の放熱は速いのですが、内部の熱はまだ放熱されていません。この時、押し出しの外力によって、栗は爆発しやすい状態で、口腔内の怪我やその他の影響につながる可能性があるのです。事故防止のためにも温度が下がってから食べるようにしたほうがいいですね。
栗はナッツの一種で、栗、毛栗、鳳凰栗、栗の実とも呼ばれ、ほんのり甘くて栄養価が高く、炭水化物、ビタミン、ミネラル、食物繊維、タンパク質を摂取することができます。栗のデンプン質は少なくないので、肥満の人や三高(高血圧、高脂血症、高血糖)の人は一度にたくさん食べないほうが良いですよ。
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