イスラエルのシリア攻撃「容認できず」、ロシアがシリアと外相会談
[モスクワ 31日 ロイター] – ロシアのラブロフ外相は31日、シリアのメクダド外相と電話で会談し、イスラエルとパレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスの戦闘について協議した。ロシア外務省が明らかにした。
ラブロフ氏は「パレスチナ自治区ガザを取り巻く情勢を受けてイスラエルによるシリア領内への攻撃頻度が増しており、こうした攻撃は容認しがたい」と指摘。「外部の勢力が中東を地政学的な決着の場としようとすることの危険性」を強調した。
イスラエル軍はシリアからのロケット砲発射に対する報復として、戦闘機でシリア軍のインフラなどを攻撃したと明らかにした。
関連記事
イスラエル、レバノン侵攻の深層
イスラエルがレバノン南部に侵攻し、ヒズボラ壊滅を目指す中、イランの弾道ミサイル攻撃がイスラエルに向けて発射された。長期計画に基づき、ヒズボラの指導層は事前に排除され、激しい戦闘が展開されている。
イスラエル軍は1日、イランがイスラエルに向けてミサイルを発射したと発表した。180発超のミサイルが国内に向け発射された。
米国とイラクは、2026年末までに連合軍を段階的に撤退させ、イラクの安全保障体制を強化するための過渡計画に合意した。
ヒズボラのポケベルやトランシーバーがレバノン各地で爆発し、少なくとも32人が死亡、数千人が負傷。連続した爆発は中東の緊張を高める。アメリカは関与を否定。
レバノンでヒズボラのポケベルが爆発し、9人が死亡、2800人が負傷。米国は関与否定、犯人不明。ヒズボラはイスラエル非難。専門家は爆発原因を推測中。