バイデン米大統領は11月13日、パレスチナ自治区ガザ最大のシファ病院について、同病院は保護されるべきであり、同病院に対する侵入的な行為が減ることを望むと述べた。 同日、ガザ地区南部ハンユニスの病院で撮影(2023年 ロイター/Mohammed Salem)

ガザの病院「保護必要」、戦闘休止利用した人質解放交渉=米大統領

[ワシントン 13日 ロイター] – バイデン米大統領は13日、パレスチナ自治区ガザ最大のシファ病院について、同病院は保護されるべきであり、同病院に対する侵入的な行為が減ることを望むと述べた。

また、ガザで拘束されている人質の解放に戦闘の一時休止を利用する取り組みが進められているとし、仲介しているカタールと交渉が進められていると明らかにした。

また、サリバン米大統領補佐官(国家安全保障担当)は、ガザ地区の病院で銃撃戦を行うべきではないというバイデン政権の見解をイスラエルも共有していると述べた。

関連記事
トランプ米大統領が相互関税政策を発表するを控え、イスラエルのネタニヤフ首相、スモトリッチ財務相、バルカト経産相は1日、共同声明を発表し、アメリカ製品への関税を全面的に撤廃すると表明。
トランプ米大統領は3月30日、イランが核開発問題で米国との合意に応じなければ、軍事攻撃や追加関税を行う可能性があると示唆した。
3月25日、パレスチナ自治区ガザの北部で、戦争の終結とイスラム組織ハマスの統治に反対する大規模な抗議活動が行われた。戦闘開始から約1年半が経過し、住民の不満が表面化した形だ。
ハマスが人質返還を拒止したため、イスラエル国防軍はガザ地区でハマス拠点への空爆を再開。ハマスは人質の運命が不透明になると警告。ホワイトハウスは「ハマスは停戦を延長できたが、戦争を選んだ」と非難。
林官房長官は17日、米軍がイエメンの武装組織「フーシ派」に対して行った攻撃について、「アラビア半島周辺海域での船舶の自由で安全な航行を確保するためのもの」との認識を示した。