鋼管をトラックに積み込む準備をする中国の鉄鋼作業員 ( STR/AFP/Getty Images)

内需低迷で余剰在庫を輸出 主要品目70%が値下げ販売

中国の経済が低迷する中、輸出業界は厳しい競争にさらされ、内需の低迷により、企業は余剰在庫を低価格で海外に売却し、この1年で主要輸出商品の70%が値下げ輸出されている。

中共(中国共産党)税関総署が12月12日に公表した貿易統計速報では、11月のドル建ての輸出額は前年同月比0.5%増となり、7か月ぶりに増加した。主要貿易相手国である米国への輸出額が増加したのは、2022年7月以来初めてだ。

輸出総額がわずかながら増加した主な理由の一つは、値下げ商品の割合が増えたことだと考えられている。

▶ 続きを読む
関連記事
景気低迷が続くなか、例年なら夏の旅行シーズンを迎えている各地で、観光業者から「観光客が少ない」「観光地が閑散としている」との声が相次ぐ
高級ブランド大手エルメスのアクセル・デュマ執行会長は、消費動向を判断する指標として豚肉価格に注目していると明らかにした。豚の生体価格は約10年ぶりの低水準に落ち込み、養豚企業の赤字も拡大している
中共は、海外信託への資産移転、運用益、清算益を課税対象とする新ルールを発表。税率は20%で、過去の未納分も90日以内の申告を求める。香港の保険商品にも課税が広がると指摘
中国の自動車市場で、合弁・外資系ブランドのシェアが2026年6月に24.5%まで低下した。中国系ブランドは上半期に71.8%を占め、日米独メーカーは販売が大幅に減少。EV転換の遅れや海外サプライヤー依存が背景にある
フォーチュン中国500強で国有企業の支配力が一段と拡大。不動産大手は順位急落・脱落が相次ぎ、中国経済の構造転換とAI偏重戦略の実態が浮かぶ